高トラフィックデータ通信の逃がし方

データ通信の定額提供が当たり前になり、キャリアにとっては極端な高トラフィックは好まれない状況。
それでもせっせと網の品質向上をするキャリアと、あまりインフラに投資しないキャリアに分かれてきていますね。
docomoは体力があって、なおかつ携帯電話網に注力しているしているので、網の品質に関しては他社を大きく引き離してしまいそうな感じ。
800MHz再編分を受け止められるくらいの網をつくって、万全を期す考えなのでしょうね。
一方、auは800MHz再編で大規模投資が必要という事情もあり、まずはWiMAXに託そうと考えているのかもしれないですが・・・UQWiMAXの契約数が意外に伸びないし、現状維持で精一杯な感じが見えます。
SoftBankの場合は、iPhoneWiFiに逃がそうとし、PCデータ通信は2枚SIMで自社網使用時は従量制、ついには一般の携帯電話もWiFi搭載を全面に打ち出している・・・ということで、自社網のトラフィックをこれ以上増やしたくないのかも。。。
EMOBILEは、一見、インフラに積極投資しているように見えますが、エリア展開が遅くなったり、高トラフィック地域での実勢速度が落ちている状況で、案外苦しいのかもしれませんね。
WILLCOMは・・・docomo網とのハイブリッド端末を出してきたところを見ると、XGP網の全国展開には相当時間がかかり、それまで待てない状況に見受けられますね。