基地局のセクタ数

オムニアンテナはともかく、先日のLTE 100Mサービス開始時のお話で、docomoの技術陣が6セクタが容量面で有利なんていったのは、意外でした。
6セクタが有利なのは、郊外で広いエリアをカバーするような大ゾーンが生きるケースで、都市部ではむしろ、3セクタの小ゾーンでこまめにエリアをカバーするべきだったのでは?
docomoも、PDCの時に都市部の基地局詰め過ぎで失敗しているので、過信からLTEのエリアで失敗して欲しくないと思っているのですが・・・。
ゲートウェイ系に関しては、既に歴史は繰り返す・・・状態になっているんだし。*1

*1:iモード初期に、GRIMMが耐えられなくなり、CiRCUSに置き換えた過去がある。

2GHzのLTE

docomoでさえも、ここまでエリア展開が遅いのは、何か理由がありそうな気もします。
今年の夏モデルまでは2GHz専用機しか売っていなかったので、今後もしばらくは2GHzでエリアを広げていかなければならない一方、2GHzではW-CDMAの帯域を絞る再編成が必要で、干渉問題も含めた調整に苦しんでいるのか?
あるいは、SPモード系の障害多発で、クラウドサービス開始まで時間稼ぎが必要な状況か?
長野市内のエリアに関しては、auの800MHzに完全に追い越されている状態で、2013年の4月までの拡大予定エリアでさえ、市街地をカバーしきれないというのは、docomoらしくない感じですね。
auの2GHzに関しては、もともとCDMAで2GHzで吹いている基地局が少ない地域なので、こんなものでしょう。
SoftBankは、工事できる場所から・・・という感が強い、歪なエリアですね。

秋そばに向けて

既に雪が降ったらしいですが、今年も冬シーズン直前に開催予定です。

さて、LTEのエリアですが、各社のエリアマップによると、次の状況のようですね。(長野市内)

  • docomo 旧市街地の主要部がカバーされているので、1日目の勉強会場までは大丈夫そうです。
  • au(iPhone, 2GHz) マップは公開されていませんが、長野駅付近から三輪付近まで置局があるみたいなので、1日目の勉強会場までは何とかなりそうです。
  • au(android等, 800MHz) ほぼ長野市内フルカバー、戸隠も使えます。長野新幹線も、一部を除いて大丈夫のようです。
  • SoftBank(iPhone, 2GHz) 市内南部は使えるみたいですが、長野駅の直前で途切れてしまい、その先は未開通のようです。
  • SoftBank(AXGP) 郊外の長野IC付近と風間付近の2ヶ所しか使えず、中心部では全く使用できないようです。
  • emobile 旧市街地の主要部がカバーされているので、1日目の勉強会場までは大丈夫そうです。

auの800MHzが強力過ぎなのは事前情報通りですが、docomoが意外に広がっていなくて、SoftBankに至っては論外という状態で、まだまだ3Gに頼らざるを得ない状況みたいです。
速度調査で取り上げられる地域ではないので、各社の戦略の違いがはっきり見えますね。

このタイミングで

この記事が出るのは、ちょっと微妙ですね。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111130/224702/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20111130/224702/

次世代のiPadiPhoneLTE対応と明言したり、具体的な発売時期に触れたり・・・と、Appleが嫌がりそうなリークを含んでいるのが気になります。
これがきっかけでご破算にならなければいいのですが・・・。

12月10〜11日

第22回セキュそば勉強会は、12月に実施です。*1
ここへの告知が遅れてしまい、既に多数の方の申し込みがあったので、申し込み受付は終了とさせて頂きました。すみません。
http://secusoba.info/

*1:冬になってしまいました。